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中国の吉林省で生まれましたが、地域的に朝鮮語を話すことから、私にとっての母語は朝鮮語になります。大学では漢語を専攻し、中学校の国語教師として、6年間の教員生活を送りました。一方、私は電気などの機械いじりが好きだったことから、日本は世界の先進国のひとつであり、機会があればその技術を勉強したいと常々思っていたのです。妻が99年に一足早く来日していて、その3年後に、私も日本に来ることができました。
日本語は、中学生のときから第2外国語として専攻し、大学2年まで勉強しました。といっても10年間もブランクがあるので、初心者と同じです。どんな言葉でも、その上達方法は、やはりその言語が話されている環境に身を置くことだと思います。私の場合は、ラーメン店やコンビニでのアルバイトの経験も役に立ちました。言葉が分からなければスムースに仕事ができないわけで、必死で覚えましたよ。深夜、渋谷のコンビニで働いていたときは、外国人をからかってやろうという若者と本気でケンカをしたことがあります。ケンカをするとなぜかお互いを理解できるようになり、翌日から向こうも挨拶してくるようになりました(笑)。
昨年、専門学校を卒業して、ネットワークシステムの構築・運営・保守を行う企業に就職しました。私たちエンジニアは、クライアント先に常駐して仕事をしています。現在は、NECエンジニアリングで次世代型端末の評価の仕事をしています。就職して改めて感じるのは、日本人の仕事に対する誠実さや勤勉ぶりです。このような一生懸命さが日本の成長につながり、先進国としての地位を確保しているのだと感心しました。ただ日本は、街でも電車の中でも社内でも、人々がとても静か。だから日本人はストレスが溜まるのでは、と心配になります(笑)。
しばらくはいまの会社で、しっかり経験を積みたいと思います。いずれ中国で仕事をする機会があるとしたら、日本の企業に籍を置いて中国に赴任したいですね。あるいは教員の経験を踏まえて技術教育ができるかなという気持ちもあります。朝鮮語、中国語、日本語を活かして仕事ができれば、なおいいと思いますよ。