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生物や科学への興味があり、能動的に働きたい人。
バイオ技師の仕事はそんな人に向いています。
1996年7月にイギリスで「ドリー」と名付けられたクローン羊が誕生しました。このニュースをきっかけに私はDNAや遺伝子工学に関心を持ち、そういった仕事があると知りました。でも、当時中学生だった私は歴史が好きで、どちらかというと文系志向でした。むしろ理数系は苦手だったのですが、高校生になると、なぜか理数系の授業のほうが集中できると気づき、バイオ技師の道に進むことを意識しました。
専門学校に在籍した3年間は、かなりの時間を外部の研究機関で過ごしました。私が研修生として通った機関は、日本の感染症研究の最前線を行く研究所だったので、大学の教鞭を取るような一流の研究者に囲まれ、とても勉強になりました。
専門学校卒業と同時に旭硝子に入社し、医薬品の品質試験を担当するようになりました。市販の医薬品から新薬まで、さまざまな医薬品の製造工程における品質チェックをする仕事です。そのクスリが人の体内に入って問題ないかどうかをチェックするわけです。品質試験は基本的にひとりの作業ですが、その前後には多くの人が関わります。ですから、私たちバイオ技師の仕事も決して孤立したものではなく、連携したチームプレーの中にあるように思います。実際、自分の担当している試験の結果が出ないと次に進めないというような項目を任され、その結果が次のステップに活かされたときはとても嬉しいですよ。
仕事には波があり、担当プロジェクトの製造が迫ると残業もあります。試験結果の報告書づくりなど、デスクワークも多少あります。でも、世の中に求められる仕事をしている実感、実験をする面白さがあり、仕事は毎日楽しいですね。
バイオ技師は、生物や科学に興味があり、じっとしているのが苦手な人に向いているような気がします。仮に理数系科目が苦手でも、専門学校の授業を真面目に受ければ熱意で乗り越えられると思います。将来的なニーズも高まるでしょうし、これからの職業としては可能性の高い仕事だと思います。