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患者様と向き合うときには、適切な医療技術と、コミュニケーションを心がけています。
中学時代に水泳、高校時代に陸上競技をやっていたことから、将来はスポーツを通して人の身体に触れる仕事をしたいと思っていました。先生に相談したときに薦められたのが、理学療法士という仕事。初めて聞く仕事でしたが、調べるうちに幅広い年齢層の方々、さまざまな疾患を対象にしていることに奥の深さを感じ興味を覚えたのです。
通った専門学校は4年課程だったので、比較的じっくり勉強できたと思います。卒業後、5年間は都内の救急病院に就職し、内科や整形外科など、手術後の患者様を対象にリハビリを行いました。
現在はリハビリテーション病院の脳血管センターで、脳卒中の回復期の治療をしています。1人40分、1日9人から10人の患者様を担当します。また私自身の研修として検査教育部門で、糖尿病や高脂血症などの脳卒中のリスクの高い患者様に有酸素運動など、自己管理ができるよう指導を行っています。外科的な疾病の場合や予防段階では自主トレを行うことができますが、脳卒中の場合は「自分の手足ではない」「動かない」「重い」と感じがちです。私たちは患者様に触れ、どう動きたいかを感じ、ご自身の力で楽に動けるように、私たちの身体の感覚を伝えながらリハビリを行います。患者様に即した医療技術、コミュニケーションが大切だということですね。
病気になることは患者様にとっては大きな出来事。その時期に理学療法を通して、その方の人生の一端に触れながら勉強させてもらっていると思っています。若い頃は、患者様に対して、「何かをしなくては」という気持ちが強かったのですが、最近は、患者様がどうしたいのか、その方自身から生まれるものを大切にしたいと思えるようになりました。これからも患者様の力になれるように、スタッフと連携しながら自分の身体を整えることに努めていくつもりです。