柔道整復師

竹島 加奈子 さん
竹島 加奈子 さん
(たけしま・かなこ)
東京都/私立日体荏原高校出身。06年医療系専門学校卒業後、同校で教鞭を取っていた整形外科医・古矢仁氏の経営する古矢整形外科(神奈川・川崎)に就職。柔道整復師となり今年で3年目。

学び続けることが自分を育てる。
目的意識の高い人に囲まれて、柔道整復師の道を拓く。

鍼灸・あん摩・マッサージ指圧・柔道整復イメージ

柔道整復師は骨折、脱臼などの外傷を保存療法で治します。手術をせず独特の手技で脱臼を元の位置に戻したり、骨折やねんざの治癒を促したりするわけです。

私がこの道を意識したのは高校3年生のとき。大学よりも専門学校で技術を身につけたいと考え、いろいろな分野の学校を検討しました。そのなかから柔道整復師を見つけ、将来的に接骨院を開院できる可能性にひかれて医療系専門学校に進みました。

専門学校の1年次では英語や数学をはじめこの職業についての理解、解剖生理学などの基礎を学びました。全身の骨200種類・206個、筋肉300種類・650個の名称を覚えたのもこの時期です。2〜3年次になると実技が格段に増えました。より実践的で奥深い技術を学ぶと同時に整形外科や内科などの勉強もしました。何もかも必要な知識とはいえ、高校時代は専門学校でそんなに勉強するとは思わなかったから必死でした(笑)。

ただ「柔道整復師になろう」と考える目的意識の高い人が多く、教室も「学ぼう」という空気に満ちていました。私のクラスメートには、大学卒業後、専門学校に入学してきた人、社会人経験を経た人など、世代も経歴もさまざまで、なかには40歳代後半の方もおられて、幅広い人間関係を学びながら築くことができました。

いまの医院に就職したのが2006年の4月。整形外科医の先生は私の在籍した専門学校で教鞭をとっておられました。当院には先生と看護師をはじめ柔道整復師4人、研修生1人、理学療法士1人が勤務。研修生を除くと私が一番年下なので、先輩がいろいろなことを教えてくださいます。人生経験豊富な先輩方と患者さんに出会え、この仕事に就いて本当によかったと思っています。

柔道整復師の道は、人に興味があるなら、学歴や経歴を問わず道が拓けると思います。生涯を通して勉強する必要があるので、やりがいもあります。私自身、いまも専門学校時代の教科書を開くことがあり、そうした勉強が苦にならなければ、この仕事は面白いですよ。とはいえ「生涯勉強」はどの職業も同じ。学び続けることが自分を育てるのかな、といまは思っています。