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人生80年の時代、歯の健康はますます大切に。
信頼される歯科衛生士を目指し、いまも勉強の毎日です。
高校時代、兄が歯科技工士の勉強をしていた影響を受けて、私も歯科衛生士の専門学校に進みました。歯科技工士は歯に入れる金属をつくる技術者、歯科衛生士は診療室で患者さんと実際に触れ合って、歯科医師の助手を務めます。私は人と接しながら、歯周病の予防に貢献したかったので歯科衛生士の道を選びました。
専門学校には20科目以上の教科があり、勉強は大変でした。入学時、先生が「たぶん皆さんは今までの人生で一番勉強することになるよ」とおっしゃいましたが、本当にそうでしたね。でも、診療補助や予防処置、保健指導といった実技を伴う科目はいまも役立っており、授業で印象剤(ガム状の型取り剤)を練ったり、学生同士でクリーニングをし合ったりしたことを覚えています。2年生からは臨床実習が始まり、緊張感もひとしおでした。患者さんは、専門学校生を“実習生”としては見ません。一人のスタッフとして見るので真剣にならざるを得ませんでした。私は大学病院1カ所と診療所3カ所の実習を経験させていただきました。学生時代、より多くの現場を体験できれば、その後の就職活動にも参考になります。診療所によって異なる医療方針など、身になるものも大きいと思いますよ。
いまの職場に就職した動機は、独自の勉強会が充実していることと、スタッフの雰囲気が和気あいあいとしていること。仕事はとても楽しくやりがいを感じています。ただ、実際に働き始めたら、専門学校時代に「できる」と感じていたことが、実はきちんとできていなかったと気づきました。やはり基本と現場は違います。現場では応用が求められますので、経験の大切さを実感する毎日です。就職して今年で4年目になりますが、まだまだですね。
歯科衛生士を目指す方は、ある程度、手先の器用さもあったほうがいいと思いますが、それ以上に人とのコミュニケーションを好きな方がいいのではないでしょうか。この仕事は、患者さんとの信頼関係がとても大切。私自身、もっと多くの知識や技術を身につけて、歯科医からも、患者さんからも必要とされる歯科衛生士になりたいと思っています。