電車車掌

宮野 賢太 さん
宮野 賢太 さん
(みやの・けんた)
東京都/昭和鉄道高校出身。04年3月旅行鉄道系専門学校を卒業後、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)に入社。地下鉄半蔵門線(押上ー渋谷間)の車掌として活躍中。

車掌の仕事は分単位で進み、お客様の命を運ぶ大切な仕事。
お子さんが手を振ってくれるとき、とても嬉しいですね。

交通・運輸イメージ

小学校のころの遠足で、子どもたちを快く電車に迎えてくれた車掌さんの心遣いと働きぶりをみて、車掌に憧れるようになりました。そして鉄道職を目指す高校、旅行系の専門学校に進学しましたが、さらに別の旅行系専門学校(夜間部)へ入学しました。きっかけは、その学校で学んでいる高校時代の同級生が誘ってくれたこと。先生と学生の仲がいいという話にひかれて、入学説明会に参加しました。学校の第一印象は明るく元気がある学校。先生方や卒業生、在校生の方々が気軽に声をかけてくれました。この専門学校では接客のマナーもしっかり身につき、将来役に立つと実感しました。また昼間は旅行会社などで働き、夜間部へ通学する会社研修制度で勉強と研修を両立できるところも魅力でした。

専門学校での学びで特に役に立ったことは、ビジネスマナーの授業です。礼儀作法をしっかり学んだことで、鉄道会社の就職活動にも自信がつきました。そして絶対に入りたい鉄道会社に就職が決まったときは、本当に涙が出るほど嬉しくて同級生と一緒に喜びました。

入社後、私は地下鉄千代田線乃木坂駅の駅員になりました。そこでホームの整理や改札内での精算業務を任されました。駅を利用するお客様はビジネスパーソンが多く、急いでいる方ばかり。業務に慣れなかったときは段取りが悪くて怒られることもありましたが、一生懸命仕事を覚えました。

昨年の夏に、試験を経て車掌に就くことができました。車掌として初めて一人で乗車したときは本当に緊張しました。ドア操作から車内放送、他社も含めた車両機器の取扱いを覚えるのに苦労しました。しかし小さいお子さんが手を振ってくれたり、声をかけてくれたりするときは、やはり嬉しいですね。お客様から一緒に写真を撮ってほしいといわれたこともありました。

車掌は出勤から分単位で仕事が進みますが、何事もなくダイヤ通りの運行を終えられたときは、とてもやりがいを感じます。車掌になって約半年が経ちましたが、お客様の命を運ぶ仕事ですので、一日たりとも気が抜けません。これからも初心を忘れず、車掌の仕事に励んでいきたいと思います。