ファッションデザイナー

黒田 千絵 さん
黒田 千絵 さん
(くろだ・ちえ)
96年3月、ファッション系専門学校アパレルデザイン科を卒業後、株式会社オンワード樫山に入社。子供、ヤングを経て、現在、キャリア女性向けのアパレルデザインを手がけている。

半歩でもいいから進んでいること。
そのためにも好奇心を持って、全身で情報を感じ取ることが大切です。

ファッションイメージ

ファッション系の専門学校でアパレルデザインを3年間学んだあと、株式会社オンワード樫山に入社しました。当初は子供服やヤング服などに携わっていましたが、現在はエレガンスかつ強い女性をイメージした、30代後半のキャリア女性向けのアパレルデザインを手がけています。

デザインと一言でいってもデザイン画を起こすだけにとどまらず、海外へ足を運んで生地を選んだり、どんなステッチを施すのか、ボタンの色や形はどうするのかといった、完成までの全工程に関わっています。しかし、1人が1着を受け持つのではなく、チームを組んでみんなの意見を反映させながら1着を仕上げます。雑貨などを含めたら、1シーズンで300以上のデザインを手がけることになるでしょうか。

この仕事をする上で大切なことは、やはりファッションのスペシャリストとして、一般の人より半歩でもいいから進んでいることです。現代は座っていても情報が入ってくる時代。しかし、与えられたものをただ受け取るのではなく、全身を使ってその情報を“感じる”ことがポイントです。そのためにも常日頃から、目で見て、実際に触れ、においを感じ、音に耳を傾けたりと、五感を鈍らせないように心がけています。

学んだ専門学校は、もともと行きたいと希望していた学校でした。かといって、大学進学を考えなかったわけではありません。それでも専門学校に進んだのは、即戦力で働くということを考えたとき、専門学校のほうがより有利ではないかと思ったからです。事実、そうだったと感じています。

10代から20代は、何にでも夢中になれる時期です。行動を起こさなければ単調に時間は過ぎていきますが、その時にしかできないことにチャレンジすると、必ず得るものがあるはず。その経験が、社会人になったとき大きく生かされてくることでしょう。

私も、次はどんなものを作ろうか、当時と変わらない好奇心をもって毎日を有意義に過ごしています。