ジュエリーデザイナー

佐藤 菜津子 さん
佐藤 菜津子 さん
(さとう・なつこ)
女子美術短期大学出身。短大で金属を勉強するも、物足りなさを感じてジュエリー系専門学校に入学。卒業後、アーティストの姉との姉妹ブランド「Sis.」を立ち上げる。

専門学校では先生に恵まれ、チャンスもたくさんありました。
いま、人の心にストレートに響くジュエリーにこだわって、“ハート”を作り続けています。

デザインイメージ

現在、原宿に“雑貨するアート”がテーマのブランド店『Sis.』を構えています。姉がバッグ、私がジュエリーの制作を担当。もちろん自ら接客もしています。作る事、経営する事、店頭に立つ事などすべてを両立させるのはとても難しいことですが、お客様と直接お話ができることや喜んでくださる顔を拝見できることが、とても励みになっています。ジュエリーは人が身につけるものですからね。

でも、専門学校入学当初は身につける物に興味が持てず、好き放題に作ってました。課題違反はザラでしたね(笑)。転機になったのは、こんな私を見て「作りたいものが分かっていない」という担任の先生の言葉でした。この時は「楽しんでいるのに、なんで?」と思いましたが、よくよく考えると“枠にとらわれないぞ”って意地になっていたんですね。それから、せめて自分で描いたデザイン画はきちんと作りたいと思うようになり、作ることに真剣に向き合うようになりました。そうすると次第に人に近いアート、身につける物としてのジュエリーにも興味を持つようになりました。ハートのモチーフにこだわり出したのもこの頃です。以前から壁のシミがハートに見えたり、(ハートは)常に気になる存在だったんです。ある授業でハートモチーフを使ったとき、先生から「こういうモチーフは作り続けないと意味がない」と言われて、「だったら作り続けてやる!」と今に至ります(笑)。でもよくあるモチーフだからこそ奥深くて、作っても作っても終わりがありませんね。

専門学校での3年間の経験はいまとても活かされています。チャンスもたくさんありましたし、仲間からも刺激を受けましたから。特に私のやりたいようにやらせてくれた当時の先生方には本当に感謝しています。今の夢は『Sis.』をずっと続けること。そしていつかたくさんのハートを空からばら撒いてみたいです。特に意味は無く、ただ面白そうだからやってみたいだけですが(笑)、それが私のモノ作りの原点なので、この気持ちは持ち続けたいですね。