大学・短大を出てからの専門学校01

「やっぱり研究が好き」。他の仕事をして改めて気づいた夢を実現するため、スーツから再び白衣姿に

鬼澤 舞 (おにさわ・まい)さん 東京工芸大学 工学部 ⇒ バイオ系専門学校 バイオテクノロジー科 大学卒業後、不動産会社で1年間勤務する。06年に専門学校3年生学科の2年次に編入。08年4月から食品検査会社の研究員として勤務予定。鬼澤 舞さん

工学部を卒業して、なぜ不動産会社の営業職に?

一人暮らしをはじめたとき、担当してくださった不動産会社の人がすごく親身になってくれて…、すっかり感動してしまったんです。それがきっかけで、就職活動は¥では不動産の営業職と、研究職の両方で動いていました。たまたま不動産会社のほうが先に内定が出たので、あまり深く考えずに決めてしまったんです。

そこからどうして専門学校に入り直すことにしたんですか?

その会社はとにかくハード。繁忙期は朝から晩まで働きづめで、食事は毎食コンビに弁当でした。すると肌荒れや体のだるさ、めまいと言ったさまざまな症状が出るようになったんです。改めて食品の安全について考えるようになりましたね。同時に、あまりもハードな生活だったので、年をとって結婚や出産をしても続けられるか、自信がなくなってしまったんです。ちょうどその頃、大学院に進んだ同級生がずっと研究を続けている姿を見て、「やっぱり私も研究の仕事をしたい!」と改めて想いました。

どうして大学院ではなく、専門学校にしたんですか?

研究職に就くことが一番の目的だったので、学問的な研究がメインになる大学院よりも、仕事に直結する実践的なことを学べる専門学校を選びました。学校選びはとにかく就職率重視で。できるだけ多くの卒業生が研究職についている学校を選びました。

大学で工学を学んでいたことや営業職をやったことは、回り道だったと思いますか?

分野は違いますが、どうやったら上手くいくか、じっくり時間をかけて1つひとつ検証していくという考え方を大学で学んだことは、将来、研究職を続けていく上で必ず役に立つと思います。会社では接客の仕事をすることで、社会性を学び、成長できたと思います。忍耐力もかなりついたので、どんな大変な研究でもやり続けられるような気がします(笑)。